登録年月日:1915.03.26
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増上寺は、1393 年に創建された、東京で最も古い歴史を持つ寺院の一つです。東京タワー の手前にそびえる大殿は、江戸時代と現代の調和を感じられる人気のスポットです。 【お知らせ】 ・2022 年 10 月より、約二か月間、三門内部の特別公開を行います。ぜひお越しください。 ・三門は、2024 年から、約 10 年間の改修工事に入ります。改修期間中は三門を見ることが できなくなるため、近くにお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
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解説
増上寺のメインゲート。東日本最大級の門。 1611年造営、1622年に再建された。 増上寺は仏教の寺であるが、徳川家の先祖を弔う役目も担っている。徳川家は1603年から1867年までの「江戸時代」日本を統治した家柄である。この時代はそれまでの日本の歴史上最も治世が安定しており、各地で様々な文化芸術が生まれ発展した。1700年代には「江戸」の人口は100万人を超えていたと言われている(1800年代パリの人口が約54万人、ロンドンの人口が約86万人であった)この門の上からは海が見渡せ、素晴らしい眺望だったと言われている。三解脱の「三」は「むさぼり、怒り、おろかさ」をあらわしており、「解脱」はこの三つを捨て去ることを意味する。増上寺の中でこの門が唯一「江戸時代」初めのものとして残っている。「江戸」の人もくぐったであろうこの門を通って寺への参詣へ向かってほしい。